カラオケないけどカンオケがある、森下の“終活スナック”
公開日:2024年7月17日
※取材時点の営業時間、料金から変更している可能性があります。最新の情報はお店にお問い合わせください。
森下駅から徒歩1分の“終活スナックめめんともり”。お酒等を楽しむスナックだけではなく、なんと、棺桶にも入る体験ができます!終活・スナック・棺桶と、結びつかないワードがいっぱいですが、お店に入ると、なるほどの空間が迎えてくれます。
意外な経緯から生まれた新たなスナック
終活スナックを立ち上げたのはママの村田さんとチーママの布施さん。村田さんが営業していた終活をサポートする「ブルーオーシャンカフェ」を閉店後、「死」と「生」について気軽に語り合える「終活スナック」のアイデアが生まれ、以前から棺桶体験のワークショップを通じて知り合った布施さんと開業することに。布施さんが立ち上げたオリジナルの棺桶等の展示スペースも併設されているスナック。なんとも不思議な組み合わせなのですが、どれもマッチして面白いコンセプト。海外を含めて、多くのメディアでも取り上げられた注目のお店なのです。
△終活の話はほとんどしていないかもと、聞き上手、お話上手のママの村田さん
△抜群のデザインセンスをもっている、チーママ布施さん
△お客様の死生観を付箋に書いてもらいボードに貼り付け。スナックで!?と驚いてしまいます
△ことみせくーぽんを使うと、棺桶に入る体験もできます
△棺桶に入れてもらえる紙で出来ているスマートフォン(左)。なんちゃって紙幣やゴールドカード、コーヒーショップのプリペイドカード等が入っている富豪セット!?(右)
距離を縮めるコミュニケーションスペース
提供する飲み物は、地元産の物を多く取り揃えており、お酒の種類もBARのように豊富。「お客様との会話を大事にしたいので、BARではなくてスナックにしました。お酒は地元のクラフトビール等、モノづくりの背景やストーリーがある物にこだわっています。お客様に説明することで会話が弾みます。」とママの村田さん。お客様との距離感やコミュニケーションを重視し、心地よい空間を提供しています。
△深川蒸留所のジンでつくるジンソーダ。人気だそうです
△江東区民なら知っている、横十間川酒造ガハハビールも扱っています
△スカル型の氷でおもてなし
△スカルデザインのアルコールボトル。ついつい買い足してしまうそうです
△お店のオリジナルラベルのシャンパン。有名ホテルでも扱っている逸品だそうです
△店内にはワインセラーがあり、白・赤ともに種類が豊富
△お酒のアテは缶詰で。全国各地の選りすぐりの缶詰が揃っています
ユニークなディスプレイ空間とスナックの融合
店内のディスプレイは布施さんの作品を中心に展示され、ショールームのような工夫もされています。お客様は、作品に触れながらお酒を楽しむことができ、その面白い独自性がお店の強み。このユニークな視点を活かして、クラウドファンディングを利用してお店をオープン。多くのファンに支持されています。そして店内の壁紙等のインテリアは村田さんと布施さんのDIYによるもの。本当ですか?という程のクオリティーに感動してしまいます。
△カラフルでオリジナリティあふれる棺桶や葬送グッズがディスプレイされています
△位牌も遺影もオシャレ!唯一無二の仏壇はいかがでしょうか
新たなイベントや新店舗を展開予定
今後も定期的なイベントや1日ママ体験等を通じて、いつも面白い事をやっているお店として、魅力がさらに増幅しそうです。終活をテーマにお酒を楽しむ大人のためのスポット、新しい文化の発信地としても期待が高まります。今後も更に店舗を増やして行く予定との事。終活スナック、目が離せません。(イベント情報は、Instagram、LINEなどをチェックしてください。)
△リラックスできるソファー席があります
△イベントも開催できる半個室もあります。壁紙等はDIYによるもの
△お店は2階にあります
△カラオケないけどカンオケ、それとカンヅメあります
※2024年6月取材時の情報です。料金や営業時間などが変更になる場合がございます。詳細は必ず店舗にてご確認ください。