江戸っ子のレジャーを今に伝える屋形船クルージング
公開日:2022年11月4日
暑い夏に涼を求める人たちが大小さまざまな船を出して楽しんだ、江戸の風物詩「船遊び」。その様子は浮世絵にも多く描かれていますよね。
江戸末期に誕生した屋形船。今も昔の風情を残したまま、一年を通してドリンク飲み放題の食事付きで水辺の風景を楽しめる屋形船って、案外、コスパの良いレジャーではないでしょうか!?
△船上から見る東京湾の夕景
こんな景色が見られる大小15の屋形船や釣船を所有する「船宿 内田」は、東京湾遊漁船業協同組合に加盟する、創業45年を超える船宿。
もともとは、材木を 運搬する“ひき舟”で、木場まで運河を航行する回漕業を営んでいたそうですが、船内で飲食が楽しめる屋形船の運航や、大横川や運河のボートクルーズ、ハゼ釣りのお客様を乗せて周辺の漁場へ案内するようになったのが約45年前。こちら、この界隈で最も古い船宿のひとつだそうです。
△お花見ボートクルーズ
△ハゼ釣り船
風を感じ景色を愛でながらゆっくりと進む
水上の日本料理店
とも言える船宿 内田の看板船は、江戸の面影を感じる昔ながらの屋形船をイメージした第7内田丸。
手入れが行き届いたヒノキ造りの船内は、新造船から35年以上も経っているとは思えないほど美しくて情緒あり。
お客様の下船後、掃除の際に徹底してヒノキの天井や柱、建具を拭き磨くことで、この美しいツヤを保っているそうです。
屋形船の乗船場は、越中島通り沿いの浜園橋たもと。
この看板が目印です。
鮮魚の刺身や船内で揚げるアツアツの江戸前天ぷらが堪能できる
料理も屋形船クルージングの楽しみ
隅田川とお台場までの東京湾をレインボーブリッジを経て遊覧する、食事付きのコース料金は、ドリンク飲み放題で8,800円から。
料理は大皿ではなく、ひとり一人個別に提供しています。
船宿 内田では、屋形船の室内の消毒、乗務員の健康管理、乗船前のお客様に検温・手指の消毒・マスク着用・靴の消毒などへの協力のお願い、定員70名のところ25名までとしてできるだけ密を防いで配膳するなどの
感染症対策に力を入れています
どの船にもライフジャケットや浮き輪を装備、エンジンのメンテナンスにも万全を期すなど、大切にしていることは
安全第一
フォトジェニックなエリアが連続する航路
美しい橋、桜の花見、花火見物、秋のお月見など、隅田川や周辺の運河、東京湾には
見所いっぱい!
江戸っ子たちが愛でた水辺とはすっかり様変わりしているものの、水上から見る町や四季を彩る風景に心動かされるのは昔も今も変わりません。
食事なしで気軽にクルージングできるコースもあります。
詳しくは船宿 内田のウエブサイトをご覧ください!
※本文中の情報は2022年11月時点のものです。