上質な赤身肉を自然派ワインと共に味わうカジュアルビストロ
公開日:2024年5月9日
※取材時点の料金から変更している可能性があります。最新の情報はお店にお問い合わせください。
思い思いに過ごせるアットホームなムード
今回訪ねたのは、カジュアルフレンチをベースにしたBistro sora(ビストロ ソラ)。自然派ワインと肉料理をメインに2023年8月オープンしました。
京葉道路沿いにある大きなガラス張りの扉と、ビビットな配色が目を引く外観。ヨーロッパの街角を訪れたような気分にさせてくれます。
奥行きのある空間は温かな照明に照らされ、テーブル席がゆったりと配置されています。また、厨房に向かうようにカウンター席も設けられているので、一人でふらりと訪れてもOK。夫婦の記念日やママ会、日々のランチなど、さまざまなシーンで楽しむことができそうです。
店を切り盛りするのはシェフの明石さんと奥様・なつきさんのご夫婦と真ん中はお嬢さん。お二人はお互いに高校時代から「いつか自分の店を持ちたい」という夢を持ち、飲食店での経験を重ねていたそうです。
和牛100%のジューシーなハンバーグランチ
シェフはフレンチや洋食で腕をふるい、さらには肉を学ぶために焼肉店でも修業したということもあり、肉料理がお得意。それを物語るように、ランチメニューにも鶏・豚・牛の肉料理が並びます。中でもおすすめなのが、和牛100%のデミグラスハンバーグステーキ。ふっくらと焼き上げたハンバーグに、コクのあるデミグラスソースがたっぷり。このクオリティでサラダとパン、またはライスがついて1,500円は良心的!
さらに肉だけでなく野菜もしっかりと摂って、バランスの良い食事をして欲しいという思いから、付け合わせの野菜だけでなくサラダも大きなお皿で供されます。
また、平日ランチでもグラスワインだけでなく、ボトルでの提供もあるので、ママ友ランチなど複数人でワインをシェアすることもできそうです。
ディナーはアラカルトで自由にチョイス
ディナーは前菜とメインディッシュをそれぞれアラカルトで楽しめます。シャルキュトリーを中心とした冷前菜、コンフィやトリッパ、フリットなど、フレンチを中心とした本格的な料理が揃い、みんなでシェアしながら楽しむのがおすすめです。
パテ・ド・カンパーニュはフランス料理の定番。店によってはレバーのクセが強いものもありますが、こちらはとても食べやすく丁寧に下処理がされているのがわかります。
料理に合わせたいのは、やはり自然派ワイン。常時20〜30種程度のワインがあり、その時々でラインナップは変わるそうです。
慣れない人にとってワイン選びは意外と難しいもの。産地や特色などが記載されたカード式のワインリストをめくりながらゆっくり選べるのは嬉しいですね。もちろん、リストで選ぶのが難しければ、酸味、渋みなどの味の好みを伝えて選んでもらうことも。「ラベルの印象でパッと選んでみるのも楽しいですよ。味の好みとも意外と近くなることが多いんです」となつきさん。
メインディッシュはもちろん肉料理!
メインの肉料理は、サーロインやランプ、ヒレなどのビーフだけでなく、ラムや鴨などのジビエも揃っています。1番のおすすめはシェフの出身地・岩手の牧場から届くいわて短角和牛のシンシン。モモ肉の中心部分の柔らかい肉質と、赤身本来の旨味が特徴。希少部位のため、この日は残念ながら売り切れ。代わりに放牧牛のシャトーブリアン4,380円/150g〜を頂きました。こちらも赤身で肉本来の味わいがしっかり感じられるヒレ肉。高級部位としてよく知られています。しっとりとした焼き加減で旨みの詰まった味わいは、赤ワインともよく合う一皿でした。
メニューに並んださまざまな部位は、どれをオーダーしても同じ調理法で提供されます。この日はローストでの提供。同じ調理法で提供するからこそ、それぞれの肉の食感や味、香りなどの違いを感じることができます。二人以上で行くなら、ぜひ違う部位をオーダーして楽しんできてはいかがでしょうか。
※2024年3月取材時の情報です。料金や営業時間などが変更になる場合がございます。詳細は必ず店舗にてご確認ください。
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