restaurant_menu 食堂・レストラン restaurant_menu イタリア料理

il tram(イル トラム)

place清澄白河駅B2出口から徒歩7分

イルトラムのシェフは玉ねぎに魔法をかける

公開日:2015年10月28日

 

腕のいいシェフって魔法使いみたいだと思いません?
よくお見かけする野菜やお肉や魚たちが
「え?なんでこんな美味しくなるの?」
「え?こんな組合せアリ?」

アイデアや、その腕1つで人を驚かせ感動させることができるって
特別な能力だと思うのですよ。

 

清澄白河で、「予約の取れないイタリアン」として
すでにその名を区内外に轟かせている「il tram(イルトラム)」

 

IMG_8943 (600x400)

 

こちらのシェフ川邊亮祐さんは、まさにその「人を驚かせ、感動させる」タイプの料理人なんです。

 

IMG_8968 (381x600)

 

例えばこれ、なんだと思います?

豆腐じゃないですよ。

 

IMG_9014 (600x408)

 

「玉ねぎ」のパンナコッタなんです!

食べてみると、旨みぎゅっとつまった、しかし、まぎれもなく「玉ねぎ」の味がします。
口に入れた瞬間、「え?旨い!すごい!」と、想像していた味を超えてくるニクイやつです。

 

夜は4,200〜のコースがあり、その満足度がすごい!

その時々の季節によって内容は変わりますが、10月の取材時ではこんなお料理たちが目と口と胃袋と鼻と、脳みそを楽しませてくれました。

 

まずはこちらから
様々な茸のブロード コラトゥーラ すだち

 

IMG_9010 (600x464)

 

このセロファンの包みを開けた瞬間・・・
ふわぁ〜っっと、濃厚な茸の香り、「森?ここは森なの?」

 

IMG_9011 (600x400)

コラトゥーラという魚醤、ほんの少しの塩、胡椒
あとは、茸から出る出汁のみ、というなんとも潔い1品。食べてしまうとなくなっちゃうのがイヤで、ゆっくりゆっくり食べました。

 

この後、さっきの玉ねぎのパンナコッタが出まして
その次が前菜の出番です。

鮮魚 八丁味噌 山葵

 

IMG_9023 (600x400)

 

わさびを2週間漬け込んだオリーブオイルに八丁味噌、そして脂ののったブリは
日本のワインと一緒に。シェフはワインも詳しいので、お料理に合うものを聞きながら選ぶと間違いないかと。

 

 

前菜その2
新秋刀魚のインヴォルティーニ パプリカのピュレ オレガノ

 

中_サンマのインヴォルティ_IMG_9026 (600x400)

 

まるで絵画のように、美しく色鮮やかな前菜。
秋刀魚とパプリカが合うことにやはり驚く。

 

前菜その3
チコリの1時間ロースト ゴルゴンゾーラ・ピカンテを添えて

 

IMG_9034 (600x400)

 

このお店のこういうことろが好きだなぁ
と、しみじみ思います。
「どうやったら、チコリさんがもっと活きるか」とつきつめた結果がこれなんだと。
チコリさんに対する愛情すら感じます。チコリを思わずさんづけです。

ちなみに、ここらあたりでお腹いっぱいになってきます。

 

そして、パスタ登場!

ポモドーロ バジルとリコッタチーズのムース ブカティーニ
トマトとバジルという黄金の組合せにやはりひとひねり。

 

IMG_9046 (600x428)

 

ソースまで、全部この自家製フォカッチャでふき取って食べるべし!

 

IMG_9012 (600x419)

 

そして、そして
メインです! オーストラリア産 仔羊肩肉のロースト カリフラワークミン風味

 

IMG_9072 (600x400)

 

「アユ―ト」という珍しいオレンジワインと一緒に。
全部が少しづつなんですが、品数が多くクオリティがハンパないので満腹になります。

 

こんな夜を過ごしていると・・・

「清澄白河にイルトラムがあってよかった」
「働いていて、好きなものを食べに行けてよかった」

いろんな「よかった」でココロが満たされます。
これは、もう、「魔法」じゃないですかね?

 

 

※写真中の商品の価格は2015年10月時点のものです。

keyboard_arrow_up