こだわりの製法で焼き上げる耳までしっとり柔らかな生食パンを大島で
公開日:2019年2月6日
2018年4月に大島の中の橋商店街にオープンした Round Bake-house(ラウンド ベイクハウス/旧ヴォーヴォーズブレッド)」は、丸い食パンと四角いパンの専門店。店主の斉藤浩基さんが、ひとりで切り盛りする小さなお店です。
雨の日でも青空が広がる店内は、ハワイをイメージした空間。
店内に並ぶのは丸い食パンに四角い食パン、フレンチトーストにラスクと約30種類の食パンにフランスパン。
一番人気はこだわりの製法で焼き上げる国産小麦100%使用の「生食パン」(1斤290円/半斤145円)
練乳やはちみつ等を配合したホイップと生クリーム入りの生食パンはしっとり柔らか。とにかく食感にこだわり、もっちりとした食感を生みだす「湯だね製法」で焼き上げているのだそうです。
耳まで柔らかとのことで、耳を試食させていただくことに。
口に入れる前からその柔らかな手触りに、思わず驚きの声をあげることみせスタッフ。口に含むと想像以上に柔らかで癖になる食感です。
カリッカリのトーストが焼き上がる「トースト食パン」(一斤290円/半斤145円)も人気。
国産小麦50%にカナダ・オーストラリア産のフランスパン用小麦を50%配合することで、中はしっとり柔らかく、外はカリっとした食感に。
こちらは、種類豊富な丸い食パン「ラウンド食パン」。
チョコくるみ・おさつ・シナモン等甘い具材を巻き込んだものから、ナチュラルチェダーやゴロゴロチーズなどのお食事パンまで揃っています。
「フレンチトースト」も、カスタード・Wチョコクリーム入り・おさつカスタードなど、種類豊富です。
こちらは福岡にあるタカ食品さん製造の「ラウンドベイクハウス」オリジナルジャム。
味はブルーベリーやママレード、いちじくなど全5種類。
ことみせスタッフもいちじくジャムを購入したのですが、自然な甘さがやさしい味わいでした。
店主の斉藤さんがパン職人としての道を歩み始めたのは今から約25年前のこと。
大正13年創業、平成13年に惜しまれつつも閉店した上野の名店「永藤パン店」にて、パン業界で高名な飯塚良雄氏を師に10年間修行。この当時からしっとり柔らかな食パン作りを目指し、研究を重ねていたそうです。
通常のパン屋では、真っ白に焼き上がる一等粉を使用することが多いそうなのですが、この店で使用するのは味わい深く、外皮に近くミネラルが少し多めな二等粉。「見た目よりも味を重視しています。国産の小麦粉でも二等粉ならリーズナブルに提供することができるんです」
たくさんの方に美味しく召し上がっていただくため、パン生地は卵不使用で、種類によってバターやマーガリン、乳製品を不使用のものも。具材に卵が使われている場合もあるのでアレルギー等がある方は店主にご確認を。
「素材の、品質、安全性はこだわっていますが、味、食感に関しては、素材というより、長年の経験と技術で、つくりあげています。パン職人ですから」
「美味しいパンを手頃に楽しんで欲しいです」と斉藤さん。
しっとり柔らかもちもちで、小さなお子様やご年配の方にも喜ばれている生食パンや、甘くて可愛い丸い食パン。カラダにやさしく美味しいパンをお手頃に届けるため、妥協のないパン作りに勤しむ斉藤さん自慢の食パンは絶品!思わず笑顔になる美味しさです。
※本文中の商品の値段は2019年2月時点のものです。