髪と心をほどく場所。大人がほっとする美容室
公開日:2024年10月20日
※取材時点の料金、営業時間など変更している可能性があります。最新の情報はお店にお問い合わせください。
「ただの美容室じゃつまらないでしょ」。そんな一言が聞こえてきそうなこの場所。名前は「sifaka(シファカ)」。どこかの洒落た雑貨店かな? と思いきや、れっきとした美容室です。店名は、マダガスカルにいる希少な動物の名前だそうで、人間と自然がうまく共存する姿に惚れ込んで名付けたとか。そんな話を聞くだけで、なんだかお店の空気まで柔らかく感じるから不思議です。
△大きな窓から光が差し込み、広々とした贅沢な空間
△テイストが違うスペースは特に男性向き
植物と椅子と、心地いい香り 。そしてビンテージのセンス
ここは「髪を切る」だけの場所じゃないんです。椅子ひとつ、照明ひとつ、置いてある植物まで、全部に「心地いい」が詰まっている。「植物が生活にあると、毎日ちょっと豊かになるんです」と、オーナーの和田さん。うん、わかる。さらに、店内ではビンテージでセンス抜群のアパレルアイテムも販売。オーナーが自らセレクトした洋服は、身につけるたびに気分が上がる逸品揃いです。そして、ヘッドスパで香りを選べるなんてサービスも、もう嬉しいを限り。髪をカットしながら、香りに癒される。ついでにお気に入りの一着が見つかったら、もう言うこと無しですね。
△グリーン好きの和田さんが選んだ植物
△珍しい植物も育てているので、是非お店で聞いてみてください。購入可能です。
△ナチュラルなテイストで座り心地のいい椅子
△センス抜群の洋服がずらり。ユニセックスのものがほとんどです
△ヘッドスパのアロマオイルは、香りを確認してから選べます
髪も、心も、しっかり手入れ
お店の自慢はトリートメントや、極上のヘッドスパ。ただ髪を切るだけじゃなく、次に来るときまで「いい感じ」が続くのがポイントです。「リラックスして帰ってほしいんです」。そんな言葉の通り、施術が長い時には、和田さんが焙煎したコーヒーのサービスも。こういう心づかい、じんわり嬉しいんですよね。
△カットと一緒にリラクゼーションメニューを追加する方がほとんど
△空間がゆったりいているので、リラックスできます。大抵の方が眠ってしまうとか
△コーヒーのサービスは、テイストは中煎り。コーヒー豆も購入可能です
友達を紹介、口コミでも広がるお客様
10代、20代の女性も多く、ふらっと訪れるのは、地元のご婦人、近くのビジネスマン、そして外国人のお客様もいらっしゃるそうです。「このお店、なんかいいよね」と口コミで広がる感じがまた素敵。近くにある学校の小学生が「新しいお店できたよ!」と宣伝してくれることもあるとか。子どもたちが、ここの「いい感じ」を見抜いているんですね。
△柔らかい雰囲気の和田さんにはファンが多そうです(店名の由来の「シファカ」の写真も見せていただきました)
街と共に、ゆっくり育つお店
和田さんは、sifakaを地元に根付いたお店にしたいと考えています。植物やコーヒーの販売も、利益はチャリティーに。これも、自然と人が共存する「sifaka」の考え方そのものです。ゆっくりと、しっかりと、街と一緒に育っていくお店なのです。
髪のカットに来たのに、なんだか心まで軽くなった、そんな風に思える場所。おしゃれだけれど気取らない、大人のための美容室。次の休日、ふらっと行ってみませんか?
△受付の棚はオーダーメイド。お店の雰囲気にとてもマッチしています
△お店の入口
※2024年12月取材時の情報です。料金や営業時間などが変更になる場合がございます。詳細は必ず店舗にてご確認ください。
※記事中の金額は全て税込みの価格です。