なんでもない日を特別な日にする夜の葉〆
公開日:2016年12月7日
「記念日だから、どこか予約をしておいしいものを食べに行こう!」
ネットでググったり、SNSで友だちがアップしていた店をチェックしたり。
特別な日は、お店選びに失敗したくないから一生懸命に探してしまう・・・
そんな経験ありますよね。
記念日や、大切な人をもてなす会食の場として、ふさわしい店が門前仲町にあるんです。
以前、ランチで限定15食の親子丼を食べて感動して以来の「葉〆」へ行ってきました。
焼き鳥メインの料理を提供する店なのですが、理想の焼きを追求して、焼き台まで自分で作ってしまったという店主の石井一さん。
そのこだわりは、こちらをご覧くださいね。
↓
夜のメニューはコースのみ。4,000円のコースは当日予約なしでもOKだそうですが、この日、石井さんが用意してくれたのは、予約が必要な、7,000円から12,000円でご予算に応じて提供する「店主おまかせコース」。
さて、どんなお料理なのでしょう・・・
まず登場したのがこちら。
鶏もも肉とハツの刺身に、陶箱。
「もものたたきの瞬間スモークです」と女将さん。
陶箱の蓋を開けると、ふわ~と煙とともに良い香り・・・
たたきにした直後に、香りづけのためりんごの木のチップでスモークしたという、五感で楽しめる逸品に、初っ端からワクワク!!
自家製ポン酢しょうゆにつけて・・・
ひんやりと冷たく、臭みもまるでなく、柔らかでした。
それはむね肉もハツもそう。
ポン酢醤油の他、オリーブオイルを入れた生姜醤油でいただきました♪
次は、小田巻き蒸し。一流料亭で長年修行されていた石井さん。器選びもさすがです。
絞り生姜が効いたあんがとろ~り。
あんに閉じ込められアツアツの小田巻き蒸しの中にはうどんや鶏肉、そして身の厚い栃尾揚げ。
最後に残ったダシ汁も美味美味♪
次は、葉〆風 鶏皮ポン酢。炭火で焼いた鶏皮をポン酢仕立てにし、ひんやりさっぱり。
カリッとしながらジューシーなのは、特製の焼き台を使っているからなのでしょう。
「葉〆風」というのも納得です。
次は鴨ロースの赤ワイン煮。
赤ワインベースの煮汁で鴨肉を煮込んで冷ました後、軽く炙り、煮汁に新鮮なみかんの果汁とコアントロー・リキュールを加えたソースをかけているそう。相性の良い下仁田ネギと共に・・・
次はなんと、小さな最中。
白レバーのパテと、パテに合うようにと石井さんが研究して作った特製クリームチーズが2層になり入っています。スイーツ感覚で楽しめるようにと考えた新作なんだとか。
いよいよ串焼きが登場です。
もも肉。「肉のカットの仕方や刺し方も研究しました」とのこと。ものすごいこだわり!
つくね。「もも と せせり、合鴨、シャキシャキした野菜の食感も楽しみながら召し上がってください」と石井さん。
次に何が出てくるのかわからないのが、おまかせコース料理の楽しいところ。
串焼きの後は、鶏のコンソメダシで焚く大根のステーキ。
中までしっかりとダシがしみ込んでいます。
大根でほっこりした後、絶妙のタイミングで再び焼き鳥登場。
はらみ(横隔膜)のコリコリした食感を楽しんだ後は、柔らかい手羽先が。
そして・・・
鴨肉のしゃぶしゃぶ。
「塩麴で下味をつけた鴨肉を2日間干して旨みを凝縮させている」という鴨肉を野菜とともに特製ダシ汁でしゃぶしゃぶしていただきます。
〆は、野菜もたっぷり、特製のダシで炊いた鶏の釜飯。
この日のおまかせ料理は以上でしたが、石井さんの技術と、おもてなしの心で作る焼き鳥メインのコース料理。特別な日はもちろん、普通の日をも特別な日に変えてくれそうです。
※本文中の情報は2017年1月時点のものです。