名物はオリジナル鉄皿料理 門前仲町の居酒屋「宙」
公開日:2021年12月1日
門前仲町駅から徒歩1分、様々な食材を使ったオリジナル鉄皿料理がメインの「宙(そら)」。門前仲町で生まれ育った店主の後藤さんが、2009年にオープンした居酒屋です。
さっそく作っていただいたのは、女性に人気の「茄子とアスパラのカマンベールチーズ焼き」880円。
鉄皿の中央にカマンベールチーズを丸ごとひとつ、その周りにシュレッドタイプのとろけるチーズと野菜を乗せて火をかけ、さらにバーナーで焦げ目をつけています。
「チーズを焼いて食べたい」というお客様の要望に応えて作ったところ、大好評で定番メニューに加えたというこちら。2種類のチーズの風味が存分に堪能できちゃう、チーズ好きにはたまらない一品です!
そしてこちらの鉄皿料理は、「長いも明太子のフワフワ焼き」860円。
「宙風鉄板焼き皿もんじゃ」の異名を持つ、下町育ちで子どもの頃からもんじゃが好きだったという後藤さんお気に入りの鉄皿料理。
たたいて食感を残した長いも、明太子、とろけるチーズが入った特製の生地を鉄皿で直火焼きし鰹節とマヨネーズ、万能ねぎをトッピング。
フワフワ~な食感と出汁のきいた生地のうま味をぜひ堪能あれ!
後藤さんが毎日欠かさず作っているというのが、鶏ガラスープと、昆布と鰹節で作る出汁。この2種類を合わせたスープが万能で様々な料理に使っているとのこと。
そのひとつが、「牛すじ豆腐鉄鍋スープ」1,080円。
牛すじがほろりとやわらか。聞けば、牛すじは3度に分けてじっくり煮込んでからスープに加えているそうで。手間がかかっている分、とことんやわらかくなっているんですね。
わかめ、豆腐、長ネギ、ミズナ、とことんやわらかくした牛すじがゴロゴロ入った、コラーゲンたっぷりのヘルシーなスープ。3~4人くらいで取り分けてちょうどいい量です。
一滴残らず飲み干せるほど、美味なスープ。実はおでん用に作ったもの。
「もともとメニューにおでんはなかったのですが、お客様からおでんが食べたいとリクエストをいただき、メニューに加えました。このようにお客様の要望に応えているうちに、だんだん鉄皿料理以外のメニューが増えて」と笑顔で話す後藤さん。
ちなみに、おでんは季節を問わず注文する人が多いため通年提供。このスープを使った「スープ餃子」も看板料理のひとつだそうです。
その他一品料理も数多く、豊洲市場の仲買人から直接仕入れた鮮魚を使った刺身や煮魚を目当てに来る常連さんも。
「お酒好きなお客様が多いので、少しでも体に良いものを召し上がっていただきたいと思いながら食材選びをし、あっさりとした味付けで体に優しいお料理を作ります」と後藤さん。
特にこだわっているのが、油。ビタミンE豊富で抗酸化作用の高いグレープシードオイルや、胃に優しく中性脂肪を下げると言われるオリーブオイルを料理によって使い分けているそうです。
ぜひ一度、のれんをくぐってみて。後藤さんの料理と居心地の良い雰囲気に、ファンになること間違いなし。女子会にも使いたいお店です。
※記事の内容は2021年11月時点での情報です。最新の情報はお店に直接お問い合わせください。