公開日:2015年4月30日

情報誌「ことみせ」

旨利きとは、「旨い」を知る・探求する食の達人。そんな「旨利き」に「コレ!」と認める味を教えてもらいました。
 

銀座煉瓦亭 深川本店から彦九太

5月はかしわもち、7月は水ようかん・・・。「いつもの」を買いつつ、その季節の和菓子もついつい買ってしまうとか。

 

親子3代を虜にする
職人が丁寧に作ったやさしい甘さ

「食べてみたらわかるよ。素材も手間暇も惜しんでないことが」と【銀座煉瓦亭 深川本店】の若旦那・石倉孝志さん。〝おもたせ〟によく買うというのは【彦九郎】の「ドラ焼き」ならぬ、「とらやき」。トラの毛皮のように見える皮の模様がその名の由来。皮と餡、どちらの良さも生かされた絶妙な食感と味わいに、石倉さん親子3代が虜なんだとか。趣のある佇まいの店先に立つのは、女将の今江章子さん。店舗の奥では、職人肌のご主人が今日もこだわりの餡を練り、昔ながらの味を作りあげている。一つひとつ、丁寧に、ていねいに・・・。

彦九郎まんじゅう(550円)

切ると断面が5色になっている美しい「彦九郎まんじゅう」550円。「食べるのがもったいなくなる」と石倉さん。お土産にも喜ばれるそう。

とらやき(220円)

「とらやき」220円。こだわりの餡の原料は、京都の農家より直接仕入れる、丹波大納言で作られているそう。

 
~今回の旨利きさん~
今回の旨利きさん
銀座煉瓦亭 深川本店
4代目:石倉孝志さん

1928年から続く老舗洋食屋。文豪・池波正太郎も通った名店としても知られている。オムライスに大カツなど、受け継がれる「昭和のハレの日ごはん」の人気は健在。

 

彦九郎

銀座煉瓦亭 深川本店

 
 

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