作品と人をつなぎ、人と人をつなげる清澄白河のアートギャラリー
公開日:2020年9月25日
ここは、手工芸と絵画をほぼ週替わりで展示・販売する、清澄白河駅B2出口から徒歩2分の場所にある ギャラリーas(ギャラリーアス)。
「2007年のオープン以来、手工芸作家さんとのご縁が広がり、現在はハンドメイド作品の展示が多くなりました」とオーナーのオオロヒサコさん。
ことみせスタッフが訪れたのは、9月24日木曜日から開催の「秋を装う展」の前日、搬入日。ちょうど展示が完成したところでした。
毎年恒例の企画展、「春を装う展」がコロナ禍で中止となり、満を持して開催の「秋を装う展」。宝飾・染色・織物・皮革を専門とする5名の作家さんの渾身の作が並びます。
一部をご紹介します。
天然石を使ったアクセサリー
(ネックレス・ブレスレット・ブローチ・イアリング・ピアスなど)
「主役の天然石を引き立たせるために、ガラスや貝、真珠なども使います」と話すのは、宝飾作家・花岡舞さん。天然石の個性を生かしたアクセサリーを出展しています。お値段は2,500円から。最も多いのは2万円台(税別)のもので、全て1点ものです。
皮革を使ったバッグ・小物
「今回は帆布やジャガード織など、革以外の素材と組み合わせたバッグを作りました」と言うのは、皮革作家・河原明美さん。
お値段は、バッグが2万円台中心でメガネケースが6,800円(税込み)。
草木染めスカーフ・衣類
「自宅の庭の植物などを使い、自然との対話を楽しみながら染めています」と、スカーフをメインに、服や手袋などを展示するのは、草木染め作家の渡邊麗子さん。
縫製も渡邊さんという、麻×レーヨン生地を草木染めしたスカーフは税込み4,000円。やさしい色合い・風合いのスカーフは季節や年齢を問わず使えそうです。
裂き織りのスカーフ・染織の布を使ったバッグ
シルクの着物やネクタイやスカーフを裂いてウールの糸と合わせて織った裂き織りのスカーフは税込み10,000円。その他にも糸を染めるところから作り上げる「染織」と呼ばれる織物を使ったバッグや服などを展示するのは、織物作家・小俣(おばた)かよさん。
「私の作品は和装にも合うとよく言われます」と小俣さん。
この日は不在でしたが、織物作家・西橋信子さんの作品(スカーフ・ベスト)もありました。
普段は別々に個展やグループ展を開催、活躍中の人気作家さんの作品が、一同に集まる今回の企画展は、10月3日土曜日まで。水曜と日曜は定休日です。お見逃しなく!
最初は「始めまして」の関係だったのが、このギャラリーを通して、今ではコラボ作品の企画・製作をするほどのつながりになった作家さんたち。オオロさんのもと、作品と人がつながり、人と人がつながっているようです。
ギャラリーasでは、着物をリフォームして作った洋服やバッグを展示・販売する「豊田恵子展~よみがえる着物パート4~」を、10月5日月曜日から13日火曜まで開催。その後も絵画展などの展示会が続きます。
最新の情報はギャラリーasのブログをご覧ください。
「来年以降はスケジュールに空きがありますので、展示ご希望の方はご連絡ください」とオオロさん。
清澄白河のギャラリーで作品を展示するチャンスです。ご希望の方はオオロさんに相談してみてはいかがでしょう。
※本文中の情報は2020年9月時点のものです。