スパイスの鮮烈な香り! ヘルシー&美味な南インド料理
公開日:2022年5月11日
バターチキンやナンに代表される北インド料理の専門店に比べ、日本では数少ない南インド料理店。そんな希少な南インド料理が楽しめる人気店が江東区にあるってご存じですか?
南インド料理「ナンディニ」
お店の数メートル手前から漂ってくるスパイスの香りに誘われ、エントランスを入ると、平日の遅いランチタイムにも関わらず多くの人でにぎわっています。
△空席になった一瞬を狙ってパチリ。客層は、日本人のほか、インド人、欧米人と国際色豊かで、一瞬海外にいるかのような感覚に
オーナーは、南インド・アンドラ出身のクリスタイア・ラマナイアさん。バンガロールでシェフとして腕を磨いた後、友人である神谷町の南インド料理店のオーナーに誘われ、同店のシェフに。ヘッドシェフとして活躍後、独立してナンディニをオープンしました。
△フレンドリーな接客で迎えてくれる南インド出身のアイヤッパンシェフ
△現場で腕をふるうのも10年以上のキャリアを持つ、南インド出身のシェフたち
クリスタイアさんに南インド料理の特徴を伺うと、「お米ベースで野菜や豆類がたっぷり。乳製品は使わず、スパイスをふんだんに使うのでカレーはサラサラとしたテクスチャーのものが多く、ヘルシーですね」とのこと。
△カレー仕込み中。カレーリーフやマスタードシード、クミン、チリなど、北部とは異なるスパイス使いが特徴。鮮烈な香りと辛さがクセになる!
また、ブレッド類も独自のものが多く、代表格がインドのデニッシュと形容される「ポロッタ」。薄い生地に油を塗り、巻き込んだものをカットして揚げ焼きしたもので、サクサクとした食感は、老若男女に好まれる味。南インド出身の方は、ほぼ全員ポロッタを注文するそうですよ。
△ポロッタはカレーやサンバルと一緒にいただくのが定番ですが、ほんのり塩味が効いていてそのままでも美味!
お米とチャナ豆の粉のペーストを発酵させた生地を薄く焼き上げたパン「ドーサ」も人気。発酵由来の酸味とうま味が後を引く滋味深さで、サンバルと日替わりのチャツネと一緒に食べるのが定番です。
△「マサラドーサ」サンバル、チャツネ、ドリンク付1,050円
ほかにもメニューには、野菜や豆を多用した料理や、食欲そそるビジュアルのライスやブレッド、インドスイーツなど、試してみたいメニューがいっぱい。どれを選ぶか悩ましいチョイスです。
そこでおすすめなのが、数種のカレーとパパド(豆から作る薄焼きクラッカーのようなもの)、ポロッタ、バスティマライスなどがセットになった南インドの定食「ミールス」です。平日ランチでは、「ミールス」「ドーサ」はじめ、10種のセットを用意(各1,000円~1,400円)。
△平日ランチの「ミールス」1,400円。ボリューム満点ながら、食欲そそるスパイス使いでペロリといけてしまう。ラッシー、マンゴーラッシー、コーヒーなど選べるドリンク付き
△ディナーの「ミールス」(2,300円)は、少しずつ色々試せる豪華バージョン
そして週末は、南インドの各地の味にフィーチャーした「郷土料理フェアメニュー」が登場します。
△インドの炊き込みご飯、ビリヤニひとつとっても郷土色豊か。様々な味が試せる「郷土料理フェア」でぜひお試しを
外国の料理に詳しい人にとっても「これは何? どんな味?」な料理を数多くオンリストするナンディニのメニュー。ヘルシーでおいしくて、海外旅気分にも浸れる、一粒で何度もおいしい一軒です。
※記事の内容は2022年5月時点での情報です。最新の情報は直接お問い合わせください