ギフトにも自分用にも!江戸切子で日常に彩りを
公開日:2021年9月24日
結婚や還暦のお祝い、記念日などの人生のイベント。人との交流が制限されている今だからこそなおさら、想いのこもったギフトで「おめでとう」「ありがとう」の気持ちを伝えたいですよね。今回ご紹介するのは、そんな時にぴったりな江戸切子。
最近では、おうち時間を格上げしてくれるアイテムとしても人気上昇中だという江戸切子を求めてお邪魔したのは、2020年6月、住吉にオープンした江戸切子専門店です。
江戸切子専門店 煌粋~きらめき~ キヨヒデガラス工房
△住吉駅近く、江東西税務署交差点すぐの場所
オーナーの清水秀高さんは、日本全国で約20名ほどしかいない江戸切子の伝統工芸士。幼少時よりモノづくりが好きだったという清水さん。中学時代デパートの催事で、のちの師匠となる江戸切子の伝統工芸士の実演を見て、その匠の技に魅了されたのをきっかけに江戸切子の世界へ。
△江戸切子の伝統工芸士、清水秀高さん。この道29年の熟練工芸師です
長い間、工房での制作を行ってきましたが、「お客様とコミュニケーションをとりながら、実物を手に取って選んでいただける場を」と、昨年独立。ショップ兼工房をオープンさせました。
△工房では「江戸切子体験」を随時開催中。約1時間でマイ江戸切子が完成!1名3,300円~※グラスの種類により異なります
清水さんの作品の特徴は、全て伝統技法の“手磨き”であること。切子を施したガラスは、摺りガラスのように曇っているのですが、その部分を磨いて艶のある状態に仕上げる工程です。
近年では、作業工程が少ない“酸磨き”が主流となっているなかで、清水さんが手磨きにこだわる理由は、そのなめらかな手触り。「上質な艶が出るのはもちろん、切子を施した部分のゴツゴツ感がなく、手触りが良いんです」。
実際に作品に触らせてもらうと、確かに手馴染みが良く、手にぴったりとフィット。長く大切に使いたい銘品、とはこのような、作り手の匠の技とこだわり、想いが注ぎ込まれた品のことを言うのだなぁと改めて思いました。
優美な佇まいの江戸切子がズラリ
さて、そんな銘品の一部、ご紹介しましょう。こちらは定番のタンブラー。伝統的な矢来に玉を入れた模様や市松模様は、贈答品として根強い人気です。
△矢来に玉を入れた模様のタンブラー 各14,300円
△市松模様のタンブラー 各16,500円
△八角籠目と麻市松を交互に配置した盃。まるで宝石のような美しさです。各26,400円
こんな色合いの江戸切子もあるんだ!と驚いたのが、キャンディーカラーの涼やかな江戸切子。ちょっと贅沢なおうち時間を叶えてくれるアイテムとして、特に女性に人気です。
△心躍るキャンディーカラーの江戸切子グラス 33,000円~
△色違いで揃えたくなるエレガントな江戸切子グラス 27,500円~
男性への贈り物ならスタイリッシュなこちらのグラスはいかが。黒の江戸切子は高度な技術を要するため、一般的に生産量が少ない色だそうですが、「黒はうちのテーマカラーなんです」(清水さん)ということで、こちらは黒のラインナップが多彩。
△ブラック江戸切子シリーズのオールドグラスは、某有名アスリートも大人買いしたという逸品。26,400円~
△ブラック江戸切子シリーズの盃 16,500円~
コロナ以降は、自宅での時間を豊かにするためのマイグラスを買い求める方も増えているとのことで、売れ筋は、3~5万円のちょっぴり高価格帯なもの。いつものお酒をより香り高く、味わい深く楽しめそうですよね。
△他にはない、遊び心あふれる一期一会のデザインも多数
毎日使いたいカジュアルな江戸切子も充実
意匠を凝らした高級品が揃う一方で、「伝統工芸品とは本来、昔から日常的に使われていたもの。もっと気軽に、日常に江戸切子を取り入れて、いつもの食事をよりおいしく楽しんでいただけると嬉しいですね。江戸切子はお料理やお酒を引き立てる名脇役だと思っています」と清水さん。日常使いにもぴったりなアイテムも充実しています。
こちらのミニグラスは、冷茶やお酒のほかにも、小鉢として一品をいれたり、スイーツを盛り付けたり、と様々な使い方ができる優れもの。
△江戸切子のミニグラス 1,650円
△柄違いで揃えるのも楽しいミニグラス
江戸切子のアクセサリーもステキです。ガラスの美しさを生かしたピアスやイヤリング、ネックレスなど、装いのアクセントになる優美なデザインは、ギフトにはもちろん、自分用にもほしくなる!
△ネックレス7,700円~、ピアス・イヤリング13,200円~
そのほか、時期によっても品揃えは変わってくるのでぜひ店舗に足を運んで実際に手に取ってみてくださいね。匠の技が息づいた、きらめく江戸切子の世界に魅了されること請け合いです。
※記事の内容は2021年9月時点での情報で、表示金額は税込価格です。最新の情報はお店に直接お問い合わせください。