捨てるのはもったいない!それなら売っちゃいましょ
公開日:2022年2月7日
亀戸駅近の買い取り販売店
京葉道路沿い、亀戸駅前交差点近くでひときわ目を引く佇まいの「紀伊国屋」。
使わなくなったものを買い取り、必要とする人に販売をする買い取り販売店(リユースショップ)です。
買い取り販売と聞いて思い浮かぶのは、宝石、貴金属、高級ブランドのバッグや時計、食器、金券、切手、美術品などですが、こちらのお店ではさらに、カメラやレンズ、オーディオ機器、レコード、楽器、万年筆やおもちゃなど、多種多様なリユース品を扱っています。
店内を見てまわると、まるで宝探しをしているような気分に。
「“使わないけれど、捨てるのはもったいない” というものがあればぜひお持ちください」と店主の三谷さん。
△向かって左から三谷さん(ちょーさん)、スタッフの湯田さん(ゆっぴ~)、安原さん(やっぴ~)。
コロナ禍、おうち時間が増えたことで高まった断捨離ブーム。高級ブランドのバッグやアクセサリーなどのリユース品は現在、国内外で需要が多く価格が上がっているとのこと。
「レトロブームも相まって、昭和の頃に販売されたブランドバッグやアクセサリー、レコードも人気です」と安原さん。
家で眠っているというものを買い取ってもらえば、家の中は片付くし、臨時収入にもなって一石二鳥! 断捨離が楽しくなりそうです。
買い取り販売店は数あれど、“お客様とのつながりを大切に” と、様々な取り組みをしているのも紀伊国屋ならでは。いくつかご紹介しますね。
毎号自宅に届く「紀伊国屋通信」
無料会員登録をしたお客様に送付するニュースレター「紀伊国屋通信」を定期的に発行。
ご近所のお店紹介やコラムなど、役立つ情報満載! 企画・編集など全て自分たちで行っているという、プロ顔負けの見ごたえあるフリーペーパーです。
楽しいイベントを開催
△店舗2階のイベントルーム
「多肉植物の販売やワークショップなどのイベントを通し、新たなお客様が増えています」と話すのは、多肉植物を育てるのが趣味という、“やっぴ~” こと安原さん。
査定のプロとして実績のある安原さんが、2か月に一度、2階のワークショップルームで講師となり行っているのが、「やっぴ~の多肉寄せワークショップ」。
使用する多肉植物の苗は、全て安原さんが自宅で栽培したもの。
過去、こんな作品を作ったそうです↓↓
空き缶をエイジング加工したリメイク鉢も安原さん作。素敵です! こちらのワークショップの参加費はなんと、材料費込みで1,500円だったそうです。
↓↓ こちらも以前のワークショップで作ったもの。
おうち時間に多肉植物を育てたりかわいらしく寄せ植えする人が増えていることもあり、人気のイベントだそうです。「紀伊国屋亀戸店チャンネル」という名のYouTubeチャンネルでワークショップの内容を公開しているので、気になる方はぜひ!
ちなみに、安原さんが育てた多肉の苗や特製の多肉用培養土は店頭で常時販売。かわいらしくて値段が安いため、並べるとすぐに売り切れてしまうことも。多肉植物好きの “タニラー”さん、要チェックです!!
その他、「スマホ操作の相談会」や毎年末に恒例の「巨大ぬいぐるみ重さ当てクイズ」など、幅広い年代の方が楽しめる趣向を凝らしたイベントを毎月開催しているそうです。
※余談ですが、店主はすごい家系の方なんです!
徳川家綱が4代将軍を務めた万治6年(1660年)に、現在の千代田区鍛冶町で三谷家が金物問屋として創業した紀伊国屋。場所や事業内容こそ変われど、三谷さんはその12代目と聞いてびっくり!
歴史ある商家のDNAを引き継ぐ三谷さんが大切にしていることの一つが、地域貢献。
スタッフの皆さんや地域の方と一緒に月2回、開店前に「こうとうまち美化応援隊」として、店舗周辺のゴミ拾い活動で亀戸の美化を推進しています。
ポイ捨てがない町になるといいですね。
※本文中の情報は2022年2月時点のものです。