清澄白河で「物語」のある器に出会う
公開日:2018年8月10日
清澄白河駅から徒歩1分、深川江戸資料館通りの入り口に見つけました。
和食器のお店 青葉堂
店主の柴田 優子さん。
表参道の和食器専門店、銀座の商社と経験を積んだのちに2010年にこちらのお店をオープンしました。
「ピピっときたら、手にとって」
ところで、和食器の知識なんて全然ないのですが・・・。
「大丈夫ですよ!」と柴田さん。
「まずは毎日使うお茶碗から入ってみては?いいなと直感的に思ったものを手に取って、心地よいと感じたらそれでいいんです」。
和食器なのに、北欧テイスト?
和食器といっても、とてもモダンなデザインが揃っているのにまず驚きました。
こちらは九州でつくられている「波佐見焼」のお皿。
お料理を盛りつけやすい四角い形と、和洋どちらでも使えるデザインで人気です。
小皿は600円台~、大皿でも2,000円以内と普段づかいできるお値段も魅力的。
そうそう、入り口で目を留めるお客さまが多かったのが、手前の朝顔のお皿。
ぽってりした焼き物の質感に、シャーベットカラーが新しい!
使い方も、自由です
「お気に入りを見つけたら、好きなように使ってください!」と柴田さん。
たとえばこちらの小皿、豆皿たち。
色もデザインもさまざまで、お値段も1,000円しないものもたくさん。
一目惚れしたひとつを、ピアスを置くためにお家に迎えちゃいました。
こんなかわいい箸置きを、デスクに飾りたいと思ってもバチは当たりません!
それぞれの作品に、ストーリーがある
柴田さんが全国をめぐって仕入れてきた器の数々。
値段にこだわらず、その目でいいと思ったものをお店に置いているそう。
なので、数百円~数万円と本当に幅広い器に出会えます。
ひとつひとつに手づくりした職人さんがいて、それを聞くのが楽しいんです。
たとえばこちらの九谷焼のお皿。
ご家族で器をつくられている窯からお店にやってきたそう。
きらびやかなイメージの九谷焼が、こんなにかわいく・・・!
「どんな人が、どんな思いで作ったのだろう?」
イメージすることでさらに愛着が深まりますね。
食器以外も、マイ定番が見つかるかも
お店には器以外の逸品もあり、こちらの靴下もそのひとつ。
リピーターさんも多いそうで、取材中も近所の方が買って行かれました。
器から、四季を感じる感性を
「季節を感じる」ことも、和食器の大切な楽しみ方のひとつ。
この時期は涼しげなガラスの器が揃っていました。
お店にはいつも、季節ごとのお花が飾られています。
オリジナルのラッピングも素敵!
子どもがまだ小さく、食器は100均などで割れてもいいものを買うことが多かったのですが、むくむくと「かわいいもの欲」が・・・。
プラスチックじゃない、手づくりの器を使う。
そのことで、子どもにも、ものを大切に扱う気持ちや四季を感じる感性が芽生えるのかもしれない、と久しぶりに考えさせられました。