森下エリアに誕生した憩いの場はおしゃれな釣具屋さんだった
公開日:2019年2月8日
釣りに興味のない人も集う、森下(常盤)の釣具屋さん
2018年12月におしゃれな釣具店 h a g e(ヘイグ)がオープンしたと聞きつけ、やってきたのは森下駅。
小名木川の方へ歩くこと約4分の常盤2丁目に h a g e の看板を発見しました。
釣具屋さんと聞いてきましたが、思いっきり「Coffee&Beer!」と書いてあります。
中に入ってみると…
「こ、これが釣具店!?」と目を疑いました私。
テーブルとイスもあって、「釣り具カフェ」と呼びたいくらい。おしゃれです! 素敵です!
釣りというと何となくオジサン(失礼!)のイメージがあったのですが、完全にぶっ飛びました。
釣りで使うカラフルなルアーが陳列された様子は、とてもきれいで、まるでアクセサリーかインテリアの売場のよう・・・
このお店の最大の魅力は、種類豊富なルアーの品揃え。もちろん、ルアー以外の釣り用品も置いていあります。
「こういう店を開くのが夢だったんです」と語ってくれたのは、オーナーの榎本直人さん。
釣りが大好きという榎本さん。ルアー専門の釣具店に22年間勤務の後、同僚で同じく釣り好きな畑野好文さんと一緒に h a g e を始めました。
店名の由来はおふたりの苗字の頭文字と、「全てに感謝を」という意味の頭文字から。
h : hatano
a : all ・ always (全て・常に)
g : gratitude (感謝)
e : enomoto
そして、“hage”はノルウェー語で“庭”という意味。
「感謝の心を忘れずに、訪れた人が集いくつろげる庭のような場所を提供したい」という思いを込めた店名です。
左:畑野さん 右:榎本さん
ふたりが着ている店のロゴ入りパーカーは、釣りをしない人でも欲しくなるかわいいデザイン。現在、品切れ中とのことですが、販売もしているそうですよ。
何度も釣りをしに訪れ、友人も多いという沖縄県与那国島の調味料も販売しています。
国内、世界の釣りスポットを紹介します
日本だけでなく世界の海で釣りを楽しむというおふたり。
「オーストラリア、パブアニューギニア、モルジブ、アフリカも2か国、モンゴルの川でも釣りました。コモド島に行った時はコモドドラゴンも見ずに釣りばかりでした(笑)」とのこと。海外に行っても観光もせず、ほとんど船上にいるのだそうです (^^;
世界の釣りスポットを知るおふたりは、釣り愛好家からの信頼厚く、釣りスポットを紹介するだけでなく、お客様と一緒に釣りに行くこともしばしば。
「来週、お客さんと一緒にニュージーランドへ行って来ます」と、畑野さん。いいですねぇ。楽しそうです。
釣具店で楽しむコーヒーとクラフトビール
自分たちが好きになった物を提供するのが、h a g e の信条。
コーヒーは、清澄白河のコーヒー専門店で焙煎したお気に入りの豆を使い、ハンドドリップで淹れます。(1杯400円~)
数種類あるビールの中で特におすすめなのが、すぐ近所にある角打ちのできる酒店(ことみせ登録店でもある)田口屋さんで飲んで惚れ込んだという、東京産クラフトビール『TOKYO BLUES』。店内で600円で提供しています。
外を眺めながら、ルアーを眺めながら、おいしいコーヒーやビールを楽しむ常連さんも増えてきました。ちなみに、料理やおつまみ類は今のところないそうです。
取材時、ランニング中のご近所さんがふらりと顔を出したり、ご夫婦で来店した亀戸在住の常連さんが、わざわざ買ってきた花を店内に飾ってくれたりと、なんともほほえましい光景にほっこりしました。
榎本さんと畑野さんの飾り気なく親しみやすい人柄が、多くの人を引き付けるのだと実感。
今後、ますます面白いことをしかけてきそうな h a g e さん。釣り好きさんはもちろん、そうでない人もぜひ気軽に行ってみてくださいね。
※本文中の情報は2019年2月時点のものです。