公開日:2017年3月17日

情報誌「ことみせ」

情報誌「ことみせ」最新号


2017年3月

特集:じぶんプレミアム

日々の暮らしを楽しむことができる人は
自分なりに、暮らしを楽しもうとしている人
小さなこだわり、時にはちょっとした贅沢
なんでもない一日を、ちょっといい一日にしてくれる
〝プレミアム〟な何かは
意外と身近にあるかもしれませんよ

おうちで上ランクを食す喜び ― 亀屋精肉店


 
焼肉・ステーキ・しゃぶしゃぶ・・・。明日への活力が欲しい時はやっぱり「肉」! 創業66年。「自分が美味しいと思うものしか置かない」という初代からのこだわりを引き継ぐのは2代目店主・篠塚保彦さん。精肉はもちろん、充実の自家製惣菜は忙しい時の強い味方。A5ランク黒毛和牛のもも肉を使ったローストビーフ(100g/920円)はご進物にする人もいる人気商品。「これもおいしいわよ」って、お店のお客さんがポテトサラダをすすめてくれた。篠塚さんに簡単レシピを教えてもらったり、はずむ会話も楽しい。
 

 
リピートしたくなる率100%

篠塚さんの妻・晶子さんが作る「ロールキャベツ」(170円/1個)は、食べた人が知り合いに拡散し、口コミだけで人気に。「いい肉を使っているからおいしいのよ」と晶子さん。冷凍で販売しているので買い置きする人も。

亀屋精肉店

限定15食 贅沢な親子丼 ― 葉〆


 
予約してまで食べたい親子丼が門前仲町にある。料亭さながら、焼き鳥メインのコース料理の〆で好評な「炭焼き鶏の親子丼」を、昼に15食限定1200円で楽しめる(味噌汁・香の物・副菜付き)。店主の石井一さんは一流料亭で修業後、焼き鳥店も経験した料理人。京都丹波産の卵・精米店と相談し選んだ米など食材にもこだわる。上質な国産鶏肉を芳ばしく炭火で炙って旨みを閉じ込めた後、門外不出の特製のタレで煮て「おそば屋とも鶏料理専門店とも違う、焼き鳥屋ならではの親子丼」を作りあげた。卵のとろみ具合も絶妙! まさに記憶に残るお昼ご飯! 今度は夜、暖簾をくぐってみようか?
 

 

焼き鳥屋=居酒屋というイメージを払拭。昼の親子丼以外はすべてコースで料理を提供。ワンランク上の焼き鳥を料亭のおもてなしで。

葉〆

お米にトコトン こだわってみる ― 吉野商店


 
コイン精米機や無洗米加工の最新機器を導入するなど革新的な米店。「いろんなお米の味を知ってほしい」と日替わりで特Aランク米のおにぎりを販売。自分好みの銘柄を探してみよう!
 

 

店主の吉野佑治さん 妻のゆき子さん

吉野商店

床屋のエステハンパない! ― クリエイトヘアーサロンFUKUI


 
商店街に佇む理容室の中、カーテンで仕切られた個室では女性への癒しと思いやりが溢れている。都心で2時間のエステを受けたら諭吉さんが飛んでしまいそうだが、顔そりとリンパ・デコルテマッサージ、パックがついて130分の“プラチナコース”はなんと7700円。美容の悩みを聞くたびに、「悩んでいるお客様に無理って言いたくない」とメニューを増やし、ついには“顔痩せスペシャリスト”の認定まで取得したという福井昭子さん。リピーターも多く、年に数回、訪れるという女性は10年来のファンだそう。「とりこになりますよ」ですって。あぁ、体験してみたい!
 

 

「ヘアスタイルのもちがよく、ダメージも少なくなった」と常連さん。カット・カラー・顔そり・エステすべてこちらにお任せしているそう。

クリエイトヘアーサロンFUKUI

気分をアゲてくれる “ひやぬく”マリアージュ ― まきば(makiba)Softcream&Sweets 森下ぷりん研究所


 
牧場で食べられるような新鮮生ソフトと厳選卵のフレンチトースト。この魅惑のペアリング、もはや高貴なスイーツといっても過言ではない! “まるで食べる牛乳”と評される生ソフトの原料は、搾りたての生乳と水あめと三温糖のみ。保存料無添加のため、秋田・栗駒高原牧場から毎朝直送。そんな生ソフトに合わせて考えられたひなたまフレンチトースト(580円)は、オーナー兼パン職人まきさんお手製のブリオッシュに、搾りたて牛乳・比内地鶏卵を使って。濃厚ミルクとバター香るふわふわ食感、ひんやり&あったかが口の中で溶け合って、しあわせ♡
 

まきば(makiba)Softcream&Sweets 森下ぷりん研究所

理想の自転車で週末をもっと楽しむ ― モーゼル自転車


 
週末は長距離ツーリングを楽しみ、レースにも出場するという自転車好き・吉田守さんが店を開いたのは約6年前。専門店ならではのレアな品揃えや、乗り手が思い描くイメージを引き出すカスタマイズが特徴。オリジナルデザインのロードやクロスバイクなどカッコいい試乗車も充実し、近所の荒川サイクリングロードでの試乗は爽快の一言に尽きる。通勤用にプロムナードと呼ばれる街乗り用を購入した常連の河合さんは、「気ままに出かけたり、行動範囲も広くなった」と語る。機能・デザインともに優れたお気に入りの自転車は、道のりを一緒に楽しむ相棒のようだ。
 

 

自転車仲間でもある河合さん(左)と吉田さん(右)。プロムナードは、細部にまでこだわってカスタマイズ。前かごは、ワインの空き箱をペイントし取り付けた。

モーゼル自転車

内緒にしたい気迫の一杯 ― 江戸麺熊八


 
丸鶏と煮干を煮込むこと12時間。秘伝ダレには香り高い木桶仕込みの天然本醸造醤油を使用。口に運べば、鶏の凝縮味の後から煮干しの奥深いコクが追いかけてきて…。化学調味料に頼らずしてこの濃厚なうま味! つるりとしたのど越しの国産小麦麺、しっとり柔らかな低温真空調理の昆布〆鶏チャーシューとの相性も完璧。醤油支那そば(750円)は「添加物が苦手な人にもおいしいラーメンを」という店主・矢澤真さんのラーメン愛から生まれた究極の一杯。誰かに言いたいやら、秘密にしたいやら。
 

 

麺も保存料を使用していないため店内で毎日製麺。支那そばとつけ麺、それぞれのスープに合うよう小麦粉の種類・配合を変えている。

江戸麺熊八

ゴージャス気分で下町の幸せタイム ― 砂むら


 
南砂町で約20年割烹料理を営んでいた初代が、「気軽に食べてもらえるものを」とお好み焼きともんじゃに業態変更。水とダシにこだわった上品な味は、息子で2代目の奥津正夫さんに引き継がれ、東陽町に移転後もわざわざ訪れるファンがいた。ところが! 「やはり地元で」と昨年7月に再び砂町に戻り、家族連れを中心に週末は特に賑わう店に。2本のカニ爪、豚やアサリなどが入ったボリューム満点看板メニュー「砂むら玉天」(1050円)や「チーズお焼き」(680円)は健在。どちらか迷ったら、そうだ、今日は両方食べてしまおう!
 

砂むら

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