ことみせのほん

クッキーにお煎餅、和菓子に、たまのケーキ!小さい頃「今日のおやつ、なに?」って、母に毎日聞いていた。そう「おやつ」って言葉には、誰の心をもパッとさせる魔法がある。

「おいしい」はもうすぐでき上がり!

「わぁー!」と歓声の上がるケーキ、「もう一枚、ちょうだい!」って言ってしまうお煎餅。
どうやって作られているか知ってる?おやつの世界の職人さんの仕事をのぞいてみました!

 

パティシエの夢を形にしたかわいらしい下町の洋菓子

仏語で「私の夢」という名のこちらはオープンから21年。旬の素材のおいしさからアイディア溢れる新作まで、
ケーキも焼菓子も常時30種類以上。「来ていただいた方への心配りを大事にしています」と平澤恵子さん。
おいしさで笑顔に。気遣いで笑顔に。これぞ愛される名店。

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ホワイトチョコのプレートに、「グラッサージュ」と呼ばれるやわらかなチョコレートで輪郭を描く。資料を見ながら、ためらうことなく一気に。

 
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大切な目を入れて。サッサッと描くその技に引き込まれて、おもわず見入ってしまう。

 
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ゲル状のゼリーに食紅で色をつけた「ナパージュ」で色づけ。あれ!?このコ、どこかで見たことあるな・・・。

 
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「もうそろそろ仕上げですね」とパティシエの久原 哲さん。細部の色合いも再現していく。

 
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生クリームのデコレーションケーキに乗せて・・・!「コトミちゃんケーキ」が完成!

 
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恵子さん(一番右)を筆頭に、気持ちの良いスタッフばかり。お客さんとは、つい会話が弾んでしまうそう。

 

モンレーヴ

 

御歳80歳・熟練職人のあたたかくて実直な味

1907年創業。戦後は飴などを販売し、米の供給が安定した頃から煎餅の製造・卸を再開。
「生正油(きじょうゆ)」は、みりんなどの調味料を一切加えず、しょう油のみ。風味豊かなしっかりとした味わいで遠方から買い求める人もいるそう。天神様のお膝元、「合格煎餅」1枚100円も人気!

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乾燥させたうるち米の煎餅の「もと」を機械で一枚一枚。1972年、中古品を導入したという機械のメンテナンスも職人・越河 進さんが。

 
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火が入り、膨らんだ煎餅をぺったんぺったん。

 
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たまに取り出してチェック!

 
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膨らむタイミングを過ぎたら、あとはまんべんなく、こんがりと。

 
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バットに焼き上がりが送り込まれて・・・

 
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「できたよ!」と越河さん。御歳80歳。この道30年以上で現在も現役!

 
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左/現在は大木章代さん(右)、美恵子さん(左)の美人姉妹が切り盛り。右/確固たるファンがいる「生正油」1枚100円。しょっぱさがたまらない!

 

天神煎餅 大木屋

 

あっこちゃんのモンナカ(門前仲町)食べある記

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乙女ゴコロをくすぐるケーキにうっとり

まずは、王道!「いちごとホワイトチョコレートのケーキ」をトライ!
乙女ゴコロをくすぐるそのお姿、フォークを入れる前に、しばしうっとり。いちごの酸味とホワイトチョコが織りなすハーモニーに思わず目を閉じて味わっちゃいました。
あ、「コラージュデコロール」も気になる!もっちりした食感の生地の秘密は、ピザ生地などに使うセモリナ粉だなんて!うわ~、どうしよう、大人買いしちゃおうかな?

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左/オーナーパティシエの岩越正大さん。「こんなの作って」とお客さん発の商品が定番になったりもするんだとか。右/定番、「いちごとホワイトチョコレートのケーキ」370円。外せない!

 

パティスリー コラージュ

 

ニーズを考え、挑戦 煎餅の世界革新的

暖簾を掲げて60年以上、老舗店だから興味津々!店内には、趣向をこらした自家製のお煎餅が100種類ほどずらり!お煎餅の奥深き世界をのぞいた感じ。
「常に新しいことにチャレンジしたい!」と話す若き(イケメン)3代目・青木たかし穀司さんは次々と新作を発表。
深川丼をそのまま再現した「深川あさり煎餅」は、「深川土産に」っていうお客さんが多いんだって。確かに「これね・・・」って会話も弾みそうだもん!お煎餅もいろんなスタイルで進化してるんだな。

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左/「お不動様や八幡様のお膝元、下町情緒が色濃い地で商売ができて良かった」という青木さん。右/乾燥したあさりを細かく砕いものを生地に混ぜて。焼いた後、味噌ベースのタレに漬けてネギや分葱をまぶす。「深川あさり煎餅」5枚入り540円。

 

煎餅・豆・菓子処 みなとや

 

有名シェフが生み出すジュエルスウィーツ

以前、友だちにもらった「シューパリジャン」、美味しかったなぁ。たしか、有名パティシエ店のものだったよなぁ、なんて思っていたら発見、ここだ!
こんなところにあったんだ!他のケーキも食べてみたくなって、フラフラ・・・。この衝動、身を任せてもしかたがない!
ショーケースを覗いたら、もう宝石みたいなケーキが。きれいぃ。パティシエの磯崎賢博さんのスペシャリテ「Yoshi」はもう、白い貴婦人!その姿にうっとり。
あ、いけない!もう10分は悩んでる。

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右上/焼きドーナツはヘルシーなのにしっとりとした食感。そして色とりどりでカワイイ。冷やして食べても美味しいんだって!! 「焼きドーナツ」1つ200円(税別)右下/ホワイトチョコのムースの中にフランボワーズのジュレが入った「Yoshi」。ちゃんと甘いのにパクパク食べられるのは、隠し味のバルサミコ酢のおかげ?

 

パティスリーISOZAKI モンナカ

 

うちに来たらコレ!試してみて!!

「これ、オススメですよ!」って言われると気になってしまうから。迷ったら、お店の人の一推しに素直に従う。きっと良かった、と思うはず!
 

モカドール洋菓子店~細やかに華やかなドイツ菓子の世界

店主・三好 勇さんはドイツの菓子職人から学んだそう。ケーキや焼菓子の他、土日限定で販売するドイツパンも人気。店内の絵は、展覧会にも出品するという三好さんが描いたもので、さながらギャラリーのよう。毎年11月中旬から店頭に並ぶ、「食べられるクリスマスハウス」は必見!

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上/カシス、レモン、ガナッシュ、3種類のバタークリームとバームクーヘンの生地が層になった食べ応えあるシトロン(レモン)ケーキ400円(税別)。左下/ドイツ菓子に多いナッツ類をたっぷり使った、バニラクッキーを4種類詰合せた「ミックスクッキー」400円(税別)。右下/絵画や書が趣味という三好さん。「常に勉強」と、創作への情熱を絶やさない。

 

モカドール洋菓子店

 

其角(きかく)~伝統を守りながら時代に合った煎餅を探求

通称「ご利益通り」と呼ばれる深川不動堂参道に構える。約100種類の煎餅、あられ、おかきを販売。観光客だけでなく地元のファンも多い。商品の多くが自家製で、作るのは3代目の上田欽一さん。新作の開発にも積極的。大量生産にはない手作りの良さを味わいたい。

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左/「深川おかきマカロン」1,080円。7種類のクリームが入って、様々な味が楽しめる。新食感・スィーツ感覚でどうぞ!右上/”日本一堅いげんこつ”と豪語する「古武士」660円は、特製醤油に浸して焼き上げる。堅すぎる!と評判の人気商品、アゴに自信ある方、チャレンジ!右下/初代の味を大切にしながらチャレンジを忘れない上田さん。和洋菓子から発想を得て提案。

 

其角

 

センビキヤ プランニング~老舗フルーツ店の旬にこだわったフルーツスイーツに舌鼓

2008年にオープン。130年以上の歴史を持つ果物店「京橋千疋屋」の工場直売店。ケーキやゼリーには、すべてにこだわりのフルーツがふんだんに、惜しげもなく使われている。素材を活かしたシンプルなケーキは、年代問わず愛されるおいしさ。贈り物に喜ばれること間違いなし!

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上/何はともあれ、こちらに来たら食べておきたい「フルーツのババロア」1,500円。その時季の旬のフルーツの競演をお楽しみあれ!左下/発酵バターを使って風味豊かに仕上げた「アップルティーマドレーヌ」200円。ちょっとしたお土産に、おやつにピッタリ!右下/「ケーキ選びに迷っている時間も楽しんでほしい」と話すのは、オープン時からお客さんを迎えるスタッフの橋本さん(左)と古川さん(右)。

 

センビキヤ プランニング

 

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アトリエパピヨン洋菓子店
子どもから大人まで楽しめる「焼き菓子袋詰め」5個入り500円。ゴマクッキーは素朴な味わいで大人ファン多し。マーブルケーキは木枠を使いじっくり焼き上げ、しっとりとした仕上がり。
 

アトリエパピヨン洋菓子店

 

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和菓子司 萬祝処 庄之助(わがしつかさ まいわいどころ しょうのすけ)
行司の軍配をかたどって作られた、名物「庄之助最中」180円。現在、国技館の桟敷席でも茶菓子として振る舞われているそう。立行司・二十二代木村庄之助が始めた老舗の味。
 

和菓子司 萬祝処 庄之助

 

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和菓子司 双葉
三代目の森堅一さんが2年の歳月をかけて完成させた自信作「果実入り羊羹」。抹茶小倉、青梅、無花果(各800円)、富有柿900円の全4種類。何種類か選んで贈答にもピッタリ!
 

和菓子司 双葉

 

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深川いろは煎餅
のらくろ~ド商店街の名物「のらくろせんべい」5枚入り515円。キャラクター商品の走りといわれる愛すべきのらくろがプリントされて。醤油・抹茶・白砂糖の3種類の味が楽しめる。
 

深川いろは煎餅

 

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精華堂霰総本舗(せいかどうあられそうほんぽ)
一粒ずつ手のしで作った甘口柿の種「味合せ」324円。有機もち米100%で、特製醤油ダレは国産有機醤油と白醤油をベースに、日高昆布とカツオのダシでコクを加えたこだわり抜いた味。
 

精華堂霰総本舗

 

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パティスリーSAKURA
自家製ラム酒漬けのフルーツをたっぷり入れて焼き上げた「ケーク フリュイ」1,242円。キャラメリゼしたリンゴを入れた「ケーク キャラメルポム」1,242円も人気!
 

パティスリー SAKURA

 

情報誌『ことみせ』